おはようございます。
お客様に共感し寄り添うデザイナー…
になるため、日夜DTP一本で邁進している岡山の制作、藤田です。
最近は岡山にも雪が降るようになって
急に寒くなる日が多くなってきましたね。
急激な温度変化で体調が崩れないようにしましょう!
今回はデザイン上で欠かせない
文字の様々な形、「フォント」の話です。
フォントの使いどころ
本、チラシ、ポスター、メールなど、ネット上でも欠かせない
日常生活の情報の伝達手段の大半が文字です。
スーパーのチラシを見てみると
「セール」「大安売り」などの文字と、
商品名、価格の文字はそれぞれ違うかと思います。
これはそれぞれの役割に合った「フォント」が選ばれていて、
色やふちなどもそれぞれ違います。
また、フォントを変えることで
このように雰囲気を変えることもできます。
ゴシック体と明朝体
また、最初の画像は「ゴシック体」
二つ目は「明朝体」を使用していて、
この二つはそれぞれに特徴があります。
ゴシック体
うろこ(書くときの始まりのかくっとした部分)や
はらいなどがなく、線が均一になっている。
タイトル、見出しなど内容を強調したいときに主に使用される。
近代的、ポップ、強いなどのイメージで使われる。
明朝体
うろこ、はらいがあり、文字を書いたときの筆の動きが見える。
可読性が高く、書籍の門文書体として使われている。
伝統的、静かなイメージで使われる。
なので、どのデザインも
フォントを考えて作られています。
和文フォントと欧文フォント
そもそもフォントは大きく分けて
「和文フォント」と「欧文フォント」の2種類あり、
それぞれその名の通り、日本語に対応したフォント、
英数字にのみ対応したフォントという特徴を持っています。
例えば先ほどのスーパーのチラシのフォントは
このように使い分けています。
また、同じ和文、欧文フォントでも
種類や線の太さによって
その文字の持つインパクトやイメージが変わります。
そのためデザインの中では
伝える情報によって適切なフォントを選ぶ能力が
重要になってきます。
文字のウェイトと見出し
ほとんどのフォントには、ファミリーという
少しずつ線の太さ(ウェイト)の違うフォントが
用意されています。
これはデザイン上で同じフォントを使用して
統一感を出しながらも、それぞれに
「大見出し(タイトル)」「中見出し」「小見出し」
とインパクトに順位を付けたい時にとても有効です。
また、サイズの違いと組み合わせることで
さらにわかりやすくなります。
ちなみにこのブログでも
大見出し
中見出し
小見出し
本文
で差が付けられますね。
見やすさも変わるので、どのサイトも
文字のウェイトや大きさは注意して
デザインされているような気がします。
文字の行間と字間
文字と文字の間は「字間」、行の間は「行間」といて
デザイン上ではこれらを調整するのも大切です。
字間、行間をゆったりとっていると
一文字一文字が見やすく、読みやすいですが
あまりに範囲が広いと
小説などの長文では読みづらくなります。
逆に字間、行間を詰めると
長文としては読みやすくなるのですが、
大きい見出しなどだと、読みづらくなってしまいます。
デザインではこれらの特徴を理解して
文字やフォントを選び、適切な箇所に
適切な表現方法を使用した文字を配置することが
一番に求められます。
また、日常生活の中でも書類制作などにも役立つので
是非覚えておいて損はないかと思います!