ハッピーハロウィン!
お客様に共感し寄り添うデザイナー…
になるため、日夜DTP一本で邁進している岡山の制作、藤田です。
最近台風が続けざまに日本に来ていましたが、
皆様の地域は大丈夫でしたでしょうか?
私の住んでいる地域は大雨で電車も止まり気味でしたが、
家から出ずにどうにかやり過ごしました!
さて、今回はIllustratorCCとPhotoshopCCを使用して
動くイラストを一から作っていきたいと思います。
1.イラストを描こう!
まずはイラストからですが、
手描きイラストをスマホで撮影して
PCに取り込んでいこうと思います!
本日は(たまたま)ハロウィンだったので
ぼやっとしてますが即席ハロウィン仕様の楽にゃん!
これをさらにボールペンでなぞって、線をPhotoshopで加工…
しま…………せん!!!!
ここからは手描きの風合いは一切残さず、Illustratorでやります!
2.手描きイラストをIllustratorでパス化しよう!
Illustratorに写真を配置します!
後でPhotoshopで任意のサイズに配置するので
Illustratorでの大きさなどは特に気にしなくても大丈夫ですが、
あまりに小さすぎると動かす部分の制作が難しくなるので
自分で作りやすいサイズにしましょう。
私はとりあえずA3用紙くらいの大きさで作ってみます。
写真レイヤーは書き起こしパスのレイヤーより上に置いて、
不透明度を下げて、動かないようにロックをしておくとなぞりやすいと思います。
ほぼ角丸長方形ツールで簡単にできてしまうのが楽にゃんのいいところですね。
もはや線画もいらなかったんじゃないかなと思い始めたところで、
ちょいちょい調節して、色もついでに塗ってイラスト完成です!
3.Photoshopにパス化イラストを配置しよう!
イラストの用途に適したサイズのアートボードをPhotoshopで新規作成して、
Illustratorから直接、コピー&ペーストで
ベクトルスマートオブジェクトとして配置します。
今回は400ピクセル×400ピクセルで制作しています。
ここからはついに動かすための作業の開始です。
4.フレームアニメーション制作画面を出そう!
フレームアニメーションって何…?
という方は、まず一番上の「ウィンドウ」から「タイムライン」
でタイムラインウィンドウを下に表示しましょう!
ちなみにフォトショップ画面の
から、モーションを選んでも出てきます!
出てきたタイムラインウィンドウの「ビデオタイムラインを作成」の横の下向き>から
「フレームアニメーションを作成」を選択すれば、準備完了!
5.フレームを作ろう!
「フレームアニメーションを作成」をクリックすると、
早速今の状態のイラストが1フレーム目として入っています。
サムネイル画像の下に秒数が書いてあるので、
まずはそのイラストの表示される時間を設定しておきましょう。
2フレーム目以降はこのアイコンから新規作成が可能です。
同じ秒数のサムネイル画像が追加されました、これをいじっていきます!
ここからはIllustratorとPhotoshopを行ったり来たりの作業で大変ですが、
根気よく行きましょう!
6.イラストを動かそう!
さぁついに制作の佳境であり、ここからが本番です!
レイヤーウィンドウ(「ウィンドウ」から「レイヤー」で表示)で、
Illustratorからもってきたイラストのレイヤーをコピーします。
ここで注意ですが、
コピーしたイラストデータを書き換えると
なんと!コピー元のイラストデータも変わってしまいます!
これは他の制作でもかなり重要です。これで失敗したことも数知れず…
これを防ぐために必要なのが、
レイヤーのロック!
これで、コピー元のイラストデータには影響が出ない状態で、
コピーした方のイラストデータだけを描きかえることができます!
これを駆使して口を閉じた楽にゃんのイラストを2フレーム目に設定することで、
口パクパク楽にゃんの完成~~~~~!!!!!
7.もっと頑張ってイラストを動かそう!
口を消してパクパクさせる動きだけだと流石に不自然ですね!
ここからもうちょっと凝っていきましょう!
まずはフレームを追加!
口をパクパクさせる動きをもう少し丁寧にするために、
口を開けていたイラストのレイヤーをコピーして
データをいじりましょう!
※コピー元のレイヤーのロックは忘れずに!
ちょっと口を閉じ気味のイラストも追加!
顎のたるみのしわも一緒に動かすことで
より口を自然に閉じる動きが出ました!
このフレームアニメーションは、パラパラ漫画の要領で
細かい動きを追加すればするほど、綺麗に動くようになります!
今回はIllustratorも使用してイラストを動かしましたが、
Photoshopで描いたイラストだけでも、レイヤーを使って
少しずつ動きを足して、同じように制作することが可能です!
瞬き、文字の追加だけでも十分凝ったイラスト、アイコンなどの作成が可能です!
ぜひ皆さんも自分で動くイラストを作ってみましょう!