ロゴデザインの現場
事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング
はじめに
こんにちは、ヤマト広告のアッシーです。
皆様のまわりにはロゴがいたるところに存在しています。
ペットボトル、袋、看板、スマホにも…そんな身近なロゴの制作現場を知りたくなって今回はこの本を読んでみました!
『ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング』
この本では、3人のデザイナーの制作事例を通して打ち合わせから納品までの流れとそれぞれやり方について学べます。
ロゴデザインの知識
ロゴについて昔から今日までの考え方の変遷からロゴの色や書体のデザインについて、
プレゼンテーション・評価基準まで学ぶことができます。
ロゴに詳しくない方も安心ですね!
次の章からデザイナーさんの事例に入っていきます。
小野圭介の場合
小野さんは大手ブランドコンサルタント会社ランドーアソシエイツで実績を積まれ、独立された方です。
ヒアリングのコツ、アイディア出しの方法…どれも勉強になります!
特に「株式会社enish」の企業ロゴのブラッシュアップについて、
実際のロゴのfix前の試行錯誤しているデータが数値までついて見られたことに驚きました。
http://ono-brand-design.com/
佐藤浩二の場合
佐藤さんは大阪でロゴデザインに特化したデザイン事務所「COSYDESIGN Inc.」を経営されておられる方です。
なんと実際につかわれておられるヒアリングシートが載っています。まだヒアリングシートも作っておられないフリーランスの方などは要チェックです。
佐藤さんは手で書くことを大事にされておられる方でラフステッチを沢山見ることができます。
デザインの幅が広く、柔軟な対応が印象的でした。
http://www.cosydesign.com/
田中雄一郎の場合
田中さんは都市計画の分野からグラフィックデザイナーに転身され、岡山の「QUA DESIGN style」で活動されておられる方です。
デザインの前の費用設定・キャンセル料金・契約書について考えさせられました。
企業でも個人の方でも改めて考えたい内容が多いと感じました。
http://www.quadesign-style.com/
おわりに
どのデザイナーさんもそれぞれ個性のある方法で仕事に取り組まれておられ、
ラフスケッチからデザインのブラッシュアップなど細部まで触れられるので本書はおすすめです!
読み終えてから…
何より、デザインに取り掛かる前の書面のやり取りやヒアリング、
コンセプトをクライアントとしっかり固めることが重要だという学びにもなりました。