こんばんは。
ディレクターのヒサノブです。
本日はWebライティングと映像ライティングについて少し考えてみました。
『ライティング』
同じ言葉でも前者は“言葉”、後者は“光”を扱うといった違いがあります。
しかし、ふと、やっぱり似てるなと思いました。
先日、Web相談所の宇垣さんが紹介していた『沈黙のWebマーケティング』。
この作者の『沈黙のWebライティング』という本を読みました。
この本には、Webライティング、つまりWebサイトの原稿は、何に注意し、どう戦略を練り、いかに心を込めて書くべきか。ということが書かれています。
そう、SEO対策についてです。
SEO。
一般的には聞き慣れない言葉だとは思いますが、
これは”Search Engine Optimization” の略で、
“検索エンジン最適化”という意味です。
“検索エンジン最適化”とは、要はグーグルやヤフーなどで、いかに自分たちのWebサイトを上位に表示させるかの対策のことを言います。
番付で一番上位にある横綱を目指す力士のイメージですね。
『沈黙のWebライティング』は、インターネットという独特な土俵で、どういうライティングが効果的なのか?を漫画を交えてわかりやすく解説している本でした。
寄り切り、うっちゃり、上手投げ、下手投げ、押し出し、おっつけ…
ライティングにも様々な技が存在します。
そして読み進めながら、これは映像ライティングに似てるな、と思いました。
表現ということにおいて、本質はそっくりだなと。
映像ライティングの基本は照らすこと。
暗くてみえない、みえづらいものを見えるようにすることです。
Webライティングも、同様に、何を伝えたいのかを、はっきりさせることです。
光は、捉え方のちょっとした工夫で、被写体に立体感を与えます。
言葉も、視点のちょっとした工夫で、イメージを立体的にしてくれます。
※参照
X-T1でオールドレンズを試す : アスタのフォトログ
そして何より、光は影を生み、闇さえも作り出すことが出来ます。
何を見せ、何を見せないかを表現できます。
もっと言えば、極度に強い光でもって、見せない演出もあります。
言葉も、何かを書けば、その傍に常に書かれなかった言葉があります。
そして強すぎる言葉が、他の言葉を消してしまうことも。
キリがなく、表現は奥が深いと感じました。
言葉と光。
デザインもしかり、システムもしかり、すべての表現が同じ方向性を持って創造される時、とても素晴らしいものを生み出すことが出来るのだろうと思います。
精進です。