こんばんは。
ディレクターのヒサノブです。
今回は三重塔についてのお話です。
「五重塔や三重塔にはな、心柱って柱が天井からぶら下がっとってな、それが地震に耐える日本建築の知恵なんじゃ」
と高校の美術の先生から聞いた時の驚きと感激は今でも覚えています。
それ以来、いつか本物を見てみたいと思っていましたが、先日その夢が叶いました。
なんと撮影の仕事で、とある三重塔内部に入れてもらえる機会に恵まれたんです!
その内部がこちら
なんと複雑怪奇で神秘的なんでしょう…
そして、画面右の一本の太い柱、これが“心柱”です。
わかりますかね?ガチガチに固定された無数の梁、でもどの梁も心柱には触れてすらいないんです。
心柱の回りに、“遊び”の空間を設けているんです。
この“遊び”こそ、先人の知恵なのです!
久々に埃まみれになりながら、夢中でシャッター切ってました。
太い柱と遊びの心、何かと多くのことに言えることだな、と思います。
もっと遊ばな。です。それでは!