こんにちは。
Webの相談所です。
さて、常日頃から自分に足りないなと思っているものは忍耐力とセンスです。
センスといってもいろいろありますが運動センスもデザインセンスも対人センスも持ち合わせていません。
ホームページを作成する際に、どうしてもダサかったり、時間がかかってしまったりするので最近ではデザインに強いデザイナーさんに任せてしまうことが多くなってきました。
少しでもできることを増やしたいなということで、今月は「デザイン関係の書籍を読む」と決めていました。
Web業界は移り変わりが激しいので新しいデザインの本を買おう!と思っていたのですがバタバタしている間にもう月末へと突入しそうになってしまいました。
ブログの順番も今月は今回で最後なので本屋に行くのは諦めて、社内の書籍を読みます。
『基礎から覚える、深く理解できる。Webデザインの新しい教科書』
2013年発行、Web業界でいう一昔前です。
本当は
・ブライダルのサイト→ビジュアル・雰囲気重視→ワンカラム
・旅行のサイト→写真と煽り文句をたくさんいれる
・情報系の企業サイト→青中心・2カラムがおすすめ
など、ジャンルによるビジュアルの傾向やおすすめなんかを知れたらいいな!という感じだったのですが、ビジュアル的なデザインではなく、設計の意味のデザインでした。
しかし読んで見るとこちらもなるほど。というものばかり。
ホームページをデザインするときに考えること。
・何を目的としたサイトか
・クライアントは何を見せたいか
・訪問者は何をしに来るのか
特に注目したいのは、「ユーザーが何をしにサイトにくるのか」です。
現在はWeb閲覧者の半数がスマホでの閲覧とされています。
例えば
・SNSで新サービスの情報を知った
・街角のショーウィンドウで気になる商品があった
・友達と話した噂話が気になる
など、出先のちょっとした好奇心や疑問も検索対象になります。
クライアントのビジネス目的を叶えるのも大切ですがまずはサイトにやってくる人が何を目的とするのかを想像すると、サイトの存在意義が見えてくることでしょう、と本には記されています。
クライアントの意図と訪問者の目的のバランスをとりながらデザインすることが重要です。
ホームページのレイアウトはいくつかありますが多くのサイトはこの3種類だと思います。
ホームページの構造が複雑な場合には遷移系のサイドバーをつけることも多いと思います。
訪問者にとって常に表示されていたほうがいい要素とはなんでしょうか?
・サイトナビゲーション
・サイト名・ロゴマーク
・お問い合わせ先
・支払い方法や送料など(ECサイト)
これらの情報を整理して、ブロックごとに並べます。
Webサイトは全体を通して共通する部分とページによって違う部分がありますので、訪問者が迷わないよう、なおかつ使いやすいように組み立てていくのが重要だそうです。
また、この書籍におけるWebデザインというのはマークアップも含まれます。
デザインの意図を正しいタグを用いてコーディングすることも重要です。
最近ですと特にマークアップの方法で検索順位にも影響を及ぼすことがあるので重要ですね!
などなど、設計の意味をもったデザインの書籍でした。
ビジュアル的な面は一切書いてありませんが、そもそもこの必要な情報の取捨選択が必須。
そしてこのブロックごとにわけたものに対して装飾をしていくべきなのだろうなと思いました。
次はビジュアル的な本も読みたいです。