いつもは改造車やら車やらについて書いている私ですが
今回はWEBについての本を読んだので
その感想や勉強になったことをまとめたいとおもいます。
これでも私もWEBやってるんでね!(エッヘン
今回読んだ本はこれです。
www.amazon.co.jp
「Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。」
読もうと思ったきっかけ
日頃からGoogleアナリティクスを設置して
お客さまのサイトへのアクセス状況を解析している私たちですが、
とにかくGoogleはカタカナが多い!
カタカナが苦手な私は用語を理解するのが精一杯です。
「同じことを思う人が1人いれば
50人は同じ考えを持っている人がいる」
某ブログセミナーを開催された方が言っていました。
今回は初心を振り返って、
「Googleアナリティクスを使ってるけど実はよく知らずに使ってるんだよね!」とか
「Googleアナリティクスの基本的なことを抑えておきたい!」
という人に向けて記事を書きます。
アクセス解析におけるOGSM
ホームページを開設しただけでは死んでいるものと同じです。
アクセス解析結果をもとに
その後の訪問者のニーズや行動を解析し、
そのニーズに対応して行かなければ全く意味がありません。
解析のポイントは
「目標:起きてほしいこと・想定していること」と
「結果:実際に起ったこと」のギャップ。
そしてそのギャップは「なぜ起こったのか?」。
このポイントを検証していくのがキモです。
そのために活用するのはOGSMというフレームワークです。
OGSMは(Objective Goal Strategy Measurement)の頭文字をとったもので、
「目標」をたて、「戦略」を練り、その戦略を「評価」することをいいます。
- 目標:サイトの目的を果たすためのゴールは何か?
- 戦略:そのためにどういった戦略を取るか?
- 評価:その施策の成否はどの指数を見て評価するか?
飲食店を例に上げると
- 目標:店舗に来て食事をしてもらう
- 戦略:ホームページ上でcampaignなどの告知を行う
- 評価:「ホームページを見て」と来店してくれた人数を計測する
が一番わかりやすい例かと思います。
アナリティクス運営を行うにあたり絶対設定しておきたい項目
- 同じページが分散して計測されるのを防ぐ
- 関係者のアクセスをフィルタ機能で除外する
- テスト環境へのアクセスを除外する
- サイト内検索の利用状況を計測する
- 日本固有の検索エンジンを追加する(auやdocomoなど)
- ゴールページにコンバージョンを設置する
同じページが分散して計測されるのを防ぐ
Googleの検索エンジンは、
- http://exsample.com
- http://exsample.com/index.html
- http://www.exsample.com
- http://www.exsample.com/index.html
これら4つのURLをすべて
別のページだと認識してしみます。
そのため、Googleは
同じ内容のページが4ページもある!
コピーサイトだ!
と認識してしまいます。
それを防ぐために、どのURLにアクセスしても
wwwありと決めたらwwwありのページに誘導する、
この施策をURLの正規化といいます。
URL正規化についてはGoogleにも書かれていますので
初耳な方は1度読んでみてください。
support.google.com
ちなみにこの設定は
Googleアナリティクスではなく、
Search Consoleからおこないます。
Googleアナリティクスを見るにあたって知っておきたい用語
トレンド | 推移 |
---|---|
ベンチマーク | 基準 |
セグメント | 絞込 |
訪問数 | サイトを訪問した際に1カウント |
ページユーザー数(ユニークユーザー数/UU数) | 1人につき1カウント |
ページビュー数 | 更新・戻るもカウントして何ページ見たか |
ディメンション | 項目 |
指数 | 数値 |
レポートを見て何となく分かるようになると思います。
サイト内検索の利用状況を計測する
たとえばそれが商品掲載サイトだとすれば、
ユーザーはなんの商品を求めているのか?
それを把握するために使用するのが「サイト内検索の利用状況把握」です。
これを使えば、
ユーザーがサイト内検索で何を検索したのかを計測することが可能です。
ん?よくわからん!
という方は実際に検索してみてください。
今回は特別に
最近リニューアルしたばかりのハンソク技サイトを例に上げます。
試しに何か検索してもらえれば
おしりの「s」の意味がわかるはずです。
hansoku-waza.com
けっして告知ではない。
ノーリファラーの意味を知る
アクセス解析を見るにあたって
決して避けることができないのがノーリファラー。
ではノーリファラーとはなんぞや?
- ブラウザのブックマークからの訪問
- 履歴からの訪問
- URL直接入力での訪問
- ソフトウェアやアプリからの訪問
- SSLからの訪問
- Flashコンテンツからの訪問
- Javaなどによるリダイレクトからの訪問
- QRコード読み取りからの訪問
かんたんにいえば検索以外から入ってきたものですね。
全体的な感想
書籍自体は2014年2月刊行で若干古いですが、
入門編としては十分すぎるノウハウと情報を詰め込んだ1冊です。
重要度ごとに★もついているので、
忙しい人も★★★(重要度MAX)のページさえ読めば
なんとなく理解できるのではないかと思います。
この本を読めば絶対
「もう1度アナリティクスの設定を見なおしてみようかな…」
となるはず!!
特に、Googleアナリティクスを
ただ設置しただけの人には絶対おすすめです。