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「人生フルーツ」にみるカメラの視点と一貫性

こんにちは。
ディレクターのヒサノブです。
本日は前回レディースDAYによって断念せざるを得なかった映画、
「人生フルーツ」をやっと観ることが出来ましたので、感想を報告致します。

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樹木希林さんのナレーションで繰り返される言葉



風が吹けば、枯葉が落ちる。

枯葉が落ちれば、土が肥える。

土が肥えれば、果実が実る。

こつ

こつ

こつ

こつ

ゆっくり



この言葉通りのリズムで映画は進みます。

主人公は津端ご夫婦。

そのお二人の老後の生活を、カメラも

こつ

こつ

こつ

こつ

とゆっくり撮影されているようです。
ゆっくりと誠実に、真正面から素直なアングルとカメラワーク。


密度の濃い空間を捉える時、一番大事なのはこういった空間に同化することなのでしょう。

何も起こらないのに、目が離せない二人と二人の空間。


どうしてこんな充実した空間が存在しているのか。

それを紐解くかのように、映画は過去の物語の挿入を始めます。


津端修一さんは、日本住宅公団のエースで、高蔵寺ニュータウンを手掛け、
そしてそこに住み、街と自然に向き合い続けて、そのまま映画の老後につながっています


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そして物語はさらなる過去と現在の往来を始めます。



津端さんは、戦前、海軍のエリート?で、特別な宿を手配されていたそうです。
しかし台湾兵のすし詰めの宿をみて、彼らに申し訳ないからと、特別宿を捨て、一緒に暮らしていたというエピソードがあります。
まさに、その行動も、ニュータウンへ自分も飛び込み、住み続けるという現在の姿への一貫性を感じます。


そんな誠実でまっすぐな、

こつ

こつ

な姿を

こつ

こつ

捉えるカメラ。


物語は誰しもに訪れる“死”のエピソードも途中で挿入されます。


号泣でした。






一点だけ。
映画のラストカットが、個人的には作為的に感じてしまい、それまでのカメラワークの一貫性が崩れたように感じましたが…

にしてもとてつもなく良い映画だと感動しました。

機会がある方は是非ごらんになってみてください。

では。

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